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病む社会

私は持病治療のために街なかの医院に出掛けた。

早朝から医院の入口に並んで診察は五番目であった。開院早々から大勢の受診者が待合室を埋めていた。このような状況の中で一人の若者が看護婦(師)さんに何ごとか掛け合っている。

どうやら自分の診察を早めて欲しいということらしい。彼の受診順位は二十五番のようだ。彼より前に診察を待っている患者さんは二十四人おられるということを表す。

自分の順番を早めて欲しいと掛け合うというより詰め寄ると表現する方が適っている彼に看護婦さんもほとほと参っているようであった。

その若者が発した言葉に唖然としたのは私だけでなく待合室にいる多くの来院者も同様であったことだろう。若者は「救急車を頼んで出直してくれば直ぐに診てくれるか」と言うのである。

現に彼は医院に来ている。自分の診察順位は二十五番目である。それを早めて欲しいために、これから救急車を呼んで来院するというのである。

応対していた看護婦さんはそのごり押しに負けて彼を診察室に通してしまった。この医院は皮膚科専門である。皮膚疾患の治療が遅れた程度で生命に別条はないだろう。

自分の都合(都合が何だか分らぬが)だけで救急車を出動させて押し掛けるぞとごり押しをする無神経さに常人はついて行けないが、これが今の日本にみられる光景なのである。

町の交番に頼みごとをする市民の我儘さも新聞に載っていた。その前に子供の給食費を支払う収入があっても滞納する親たち。医療費を支払う余裕があってもこれを支払わない患者がいるという。体が

病んでいるのではなく精神が病んでいるのである。 

先日は秋葉原でその典型例が演じられた。
トラックで歩行者をなぎ倒しサバイバルナイフで次々と七人の尊い生命を奪うというバカがいたのである。このバカは「世の中が自分の思い通りにならなかったから」と云い放つ。

この光景は街中だけではない。国会の開会中に議員の使命を放り出して中国詣でをするバカ政治家たち。自分の思い通りにならないとすぐにスネる民主党党首がよい例である。

裁判の審理が自分の思い通りに進まないからと開廷通知を無視して出廷しない人権派弁護士がまたアキバ事件の犯人を弁護することであろう。 これらの我儘の根っこは皆おなじである。その一人ひとりについて云えば親の躾教育のなさが原因である。それだけならば「あのバカたれが」の一言でよいのだが、そうではない。今の日本の風潮は社会全体の問題である。

アキバ事件の犯人がいう社会の矛盾とは意味が違う。そう戦後教育の弊害なのである。組合活動のために生徒への授業を放ったらかしにして血道をあげる日教組先生たちが地道な破壊活動を通じて作り上げてきた今の日本なのである。そうした先生たちも国会で議席の一隅を占めているのである。誰であるかは云わぬ。

今の日本は病んでいる。
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